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肺動脈高血圧症に対するオプスミットとタダラフィルの併用

Oct 21 , Janssen , Pulmonary arterial hypertension (PAH) New OPSUMIT® (macitentan) Data Show Initial Combination Therapy with Tadalafil Improved Hemodynamic Clinical and Functional Parameters in Patients with Pulmonary Arterial Hypertension 肺動脈高血圧症(PAH)に対してオプスミット(マシテンタン)とタダラフィル併用による一時療法が臨床および機能性パラメーターを改善した。 (参考) アクテリオン社が開発したオプスミットはエンドセリン受容体AおよびBに結合するデュアル・エンドセリン受容体拮抗薬である。米国では2013年に承認された。ヤンセン(J&J)は2017年に3兆円を投じてアクテリオン社を傘下に収め、2018年はオプスミット12憶㌦(1300億円)、トラクリア5億㌦(600億円)など合計26憶㌦(2800億円)をPAH領域の売上高として計上した。タダラフィル(製品名シアリス)はリリーが開発したPDE5阻害薬であり、バイアグラ(一般名シルデナフィル)よりも長い作用時間から肺動脈高血圧が主要な市場であった。

メルクが大衆薬事業を143億ドル(1兆4000億円)でバイエルに売却

バイエルは対価の一部として、自社の医療用医薬品の開発パイプラインからvericiguat (BAY102)を含む可溶性guanylate cyclase (sGC)モデュレーターに関するグローバル提携契約を締結した。vericiguatは肺動脈高血圧症(PAH)ならびに慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)の治療薬としてフェーズ2段階にある。本件ではバイエルが一時金10 億ドル、開発段階に応じたマイルストン、発売後は販売額に応じたロイヤルティーを受領する。(➜ バイエル発表 ) P A R   年初から様々な観測がながれ、ノバルティスの動物薬事業との交換が噂される場面もあったが、結局は大衆薬市場のグローバル最大手であるバイエルが勝ち取った。(➔ メルク発表 )

アクテリオンの肺動脈高血圧症(PAH)治療薬OpsumitをFDAが承認

スイスのアクテリオンは97年にロシュから独立して世界初のエンドセリン受容体拮抗剤の開発に成功した。2000年発売の肺動脈高血圧症治療薬トラクリア(一般名=ボセンタン)は現在、世界で8万人以上に使用され、年間売上は15億スイスフラン(1630億円)。同社売上高の87%を占め、15年に予想される特許終了が懸念材料だった。後継品Opsumit(一般名=macitentan)がFDA承認を取得した翌日は株価が7%も上昇した。 エンドセリンは、現在はテキサス大学教授となっている柳沢正史先生を中心とする筑波大学グループが88年に発見した。「最強の血管収縮作用」を示す生体内物質として肺高血圧、心不全、腎不全といった致死的な病態との関連が世界的に注目され、20社以上が新薬開発に取り組んでいた。日本からのノーベル賞候補として注目された時期もあった。