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IL-17阻害薬トルツ(が活動性乾癬性関節炎の治療薬としてFDAの追加承認を取得

Lilly's Taltz® (ixekizumab) Receives U.S. FDA Approval for the Treatment of Active Psoriatic Arthritis Dec. 1, 2017 リリーが開発した IL-17阻害薬 トルツ(一般名:イキセキズマブ)が活動性乾癬性関節炎(PsA)の治療薬としてFDAの追加承認を取得した。2016年3月に承認された 尋常性乾癬 (PsO)に続いて2つ目の適応症。

抗IL-17 受容体抗体brodalumabを中等度~重度の尋常性乾癬治療薬としてFDAが承認

Valeant PharmaceuticalsがBLA申請していた。Brodalumabの有効性と安全性は、中等度から重度の成人の尋常性乾癬患者4,373 人を対象に実施した、3 本の無作為化、プラセボ対照、第3相試験で確立された。しかし、自殺志向および自殺行為が、臨床試験中に発生したことから、Brodalumabのラベルには警告が記載され、処方制限の下で使用される。また、本剤が免疫抑制作用を有することから、感染症あるいはアレルギーあるいは自己免疫疾患のリスクが高まること、特にクローン病および活動性結核患者には治療開始の際は十分に考慮すべきことが記載されている。 (参考) Brodalumabを創製したアムジェンは前述の自殺企図が問題となった2015年にアストラゼネカとの共同開発から撤退し、アストラゼネカはカナダのValeant社にサブラインセンスした。日本では協和発酵キリンが2015年7月に「局面型皮疹を有する」乾癬を適応症として国内承認申請を行った。IL-17阻害薬として先行するセクキヌマブ(商品名コセンティクス、ノバルティス)は2015年1月にFDAが承認し、2016年の売上高は11億㌦(1200億円)を超えた。2016年に発売されたイクセキズマブ(商品名タルツ、リリー)の10-12月期の四半期売上は0.6億ドルにとどまった。

リリーの抗IL-17A 抗体タルツ(イキセキズマブ)を尋常性乾癬治療薬としてFDAが承認

 イーライリリーが開発中の抗IL-17A 抗体タルツ(一般名:イキセキズマブ、皮下注製剤80mg/mL)を、全身療法または光線療法の適用となる中等症~重症の成人尋常性乾癬の治療薬として、FDAが承認した。  承認の根拠は、世界21 カ国3,800 名以上の中等症~重症尋常性乾癬患者を対象にした3 本の大規模第3 相臨床試験(UNCOVER-1、UNCOVER-2、UNCOVER-3)の結果である。これら3 試験において、12 週時にタルツ 群の87~90%に尋常性乾癬の有意な改善(PASI 75)が認められた。さらに、タルツ 群の81~83%がsPGA 0 または1 を達成した。タルツ群の68~71%が、皮膚病変のほぼ消失(PASI 90)を達成、35~42%が乾癬局面皮疹の完全消失(PASI 100、sPGA 0)を達成した。プラセボ群の達成率は、PASI 75 :7%以下、sPGA 0 または1 :7%以下、PASI 90:3%以下、がPASI 100 およびsPGA 0 :1%以下であった。  UNCOVER-1 および-2 では、12 週時でタルツ奏効患者(sPGA 0 又は1、かつベースラインから最低2 ポイント改善)のうち、75%が60 週でも同様の奏効を持続した。またタルツは、12 週時でのPASI 75 およびsPGA 0 または1 を含む皮膚病変の消失が、全レベルにおいて米国の乾癬標準薬(エタネルセプト)より有意に優れていた。2 つの実薬対照試験(UNCOVER-2 およびUNCOVER-3)の米国の参加施設の併合解析では、タルツ とエタネルセプト の奏効率は、PASI 75 では、それぞれ87 vs.41%、sPGA 0 または1 については、それぞれ73 vs. 27%であった。 Link   企業分析➜ Eli Lilly  新薬開発➜ 多発性硬化症、乾癬、潰瘍性大腸炎、他  市場動向➜ 乾癬、その他の自己免疫疾患

Lillyのイキセキズマブ、乾癬性関節炎に対して改善効果

Eli Lillyが開発中の抗IL-17A抗体イキセキズマブixekizumabが、活動性乾癬性関節炎(PsA)患者を対象とした第3相試験(SPIRIT-P1試験)において、関節炎の有効性評価基準であるACR20達成率で、プラセボに対する統計学的優越性を示した。 PsAは、皮膚疾患である乾癬に、腫れと痛みを伴う関節炎を合併する疾患で、爪病変や身体的機能障害が生じることもある。PsAは、一般人口集団では0.3~1%、乾癬患者の10~30%に認められる。 SPIRIT-P1試験では、疾患修飾性抗リウマチ生物学的製剤(bDMARDs)による治療歴のない活動性PsA患者を対象とし、イキセキズマブ160mg皮下投与(開始用量)後、80mg(2週に1回)あるいは40mg(4週に1回)投与した群とプラセボを比較した試験である。イキセキズマブ群で関節症状がプラセボ群より優位に改善された。 [ リンク ]i  Eli Lilly  ➔ 経営分析 [ リンク ]i   新薬開発  ➜乾癬

尋常性乾癬のP3試験でセクキヌマブ(ノバルティス、製品名Cosentyx)がステラーラに優越性を示す

尋常性乾癬を対象とした第III相臨床試験CLEAR試験において、コセンティクス(一般名:セクキヌマブ、ノバルティス)が、ステラーラ(一般名:ウステキヌマブ、ヤンセン)に優越性を示したことが、サンフランシスコで開催された第73回米国皮膚科学会(AAD)のLate-Breaking sessionで報告された。 コセンティクスは、世界初のインターロイキン−17A(IL-17A)阻害剤で、米国では2015年1月に成人尋常性乾癬に対して承認された(➜ per news )。日本では、2014年12月に世界に先駆けて尋常性乾癬と関節性症乾癬の適応で承認され、2015年2月27日に発売された。国内ではマルホが販売する。 CLEAR試験:中等症から重症の尋常性乾癬患者679例を対象として、コセンティクスとステラーラの有効性を長期の安全性と忍容性を比較した。北米、欧州、アジア、オーストラリアの24ヵ国が参加した。日本はこの臨床試験に参加していない。主要評価項目の投与16週の時点におけるPASI90は、コセンティクス群79.0%、ステラーラ群57.6%で、コセンティクス群のほうが有意に高かった(p<0.0001)。また、16週の時点の完全寛解(PASI100)率は、44.3% vs. 28.4%で、コセンティクス群のほうが有意に高かった(P<0.0001)。 (参考)ジョンソン&ジョンソンが2014年決算で計上したステラーラのグローバル売上高は前年比27%増加して21億ドルとなった。インターロイキン−の12と23に対する阻害剤で米国で2009年、日本で2011年に承認された。

ノバルティスのIL-17A阻害剤コセンティクスが尋常性乾癬治療薬として欧米で承認

ECは、ノバルティスのIL-17A阻害薬コセンティクス®(Cosentyx®:一般名セクキヌマブ、secukinumab)を尋常性乾癬(PPs)治療薬として承認した。1月21日にはFDAも承認したことから、欧米同時承認となった。 適応は、中等度から重度の尋常性乾癬に対する第一選択薬である。他のバイオ医薬品はすべて二次療法として推奨されていることから、一次療法として使用できる唯一のバイオ製剤となる。 EUでは2014年11月20日のCHMP月例会議で承認勧告を採択し、米国では2014年10月のFDA諮問委員会において全会一致で承認勧告を採択している (➔ par news )。 [参考] 乾癬は、慢性の皮膚角化疾患で、その9割を尋常性乾癬が占める。患者QOLに及ぼす影響は、癌、心臓疾患、関節炎、2型糖尿病、うつ病などと同程度に大きいといわれる。痛みは、日常生活に支障をきたし、社会生活にも影響を及ぼしている。  

ノバルティスのセクキヌマブの尋常性乾癬に対する承認勧告をFDAが採択

FDA 諮問委員会は、中等度~重度の尋常性乾癬(PPs)治療薬として申請中の選択的interleukin-17A(IL-17A)阻害薬セクキヌマブ(AIN457)の承認勧告を全会一致(7:0)で採択した。この勧告は、中等症~重症のPPs患者約4,000人を対象とした10本の第2/3相臨床試験から得られた有効性と安全性の成績に基づいている。第3相臨床試験プログラムには、中等症~重症のPPs患者に対してセクキヌマブ300mgおよび150mgの有効性を検討した4本のプラセボ対照試験が含まれている。 これらの試験でセクキヌマブは、乾癬病変域と重篤度インデックス(PASI)75および90、ならびに、2011 改変治験医師グローバル評価(IGA mod 2011)0/1奏効を含む主要評価項目と重要な副次評価項目のすべてをクリアした。さらに、12週時点でPASI 75反応およびIGA mod 2011 0/1を達成した患者の大部分は治療を継続し、52週時点でも効果が維持された。主な有害事象は鼻咽頭炎、頭痛、下痢、掻痒および上気道感染症で、重大な安全性の問題は報告されていない。 参考:PPsに対するFDAの販売承認の審査目標は2015年初頭であり、EMA/CHMPの意思決定は2014年末~2015年初頭に期待されている。 セクキヌマブは、IL-17Aに選択的に結合してこれを阻害するヒトモノクローナル抗体で、炎症性サイトカインの放出を阻害する。免疫系に影響を及ぼす疾患を対象に開発中で、強直性脊椎炎に対する2本の第3相臨床試験において主要評価項目を達成したと発表されている。