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COVID-19肺炎に対するアクテムラとレムデシビルの併用

05/28 Roche , COVID-19 , IL-6 Roche initiates phase III clinical trial of Actemra/RoActemra plus remdesivir in hospitalised patients with severe COVID-19 pneumonia Roche is also close to completing enrollment of a global randomised, double-blind, placebo-controlled phase III clinical trial of Actemra®/RoActemra® (tocilizumab) in hospitalised patients with severe COVID-19 pneumonia (COVACTA), with results expected this summer. RocheはCOVID-19肺炎の重症入院患者を対象としてアクテムラとレムデシビルの併用による第III相臨床試験を開始した。また、アクテムラ単独投与による無作為化二重盲検プラセボ対照第III相臨床試験は患者登録を完了しつつあり、この夏に結果が予想される。

Roche Diagnostics、SARS-CoV-2 抗体検査薬を開発, 5 月初旬にCE マーク、EUA 取得目指す

ロシュは、新型Coronavirus SARS-CoV-2 の抗体検査藥Elecsys Anti-SARSCoV-2 の開発および上市予定を発表した。本検査薬は、重症急性呼吸器症候群を引き起こすSARS-CoV-2 に暴露した人々に存在する抗体を検出する体外診断薬である。ロシュ の方針として、5 月初旬までに、本検査薬に対するCE マークおよび米FDA による緊急使用許可(EUA)の取得をそれぞれ目指している。 抗体検査は、virus に感染した人、特に感染した可能性があるものの症状の発生を伴わなかった人を識別するのに有用である。加えて、医療従事者や飲食提供者などの感染リスクの高い職業に従事する人に対して、免疫獲得の状態を判断することによって、業務従事の可否を判断する一助になると考えられる。今後のCOVID-19 に対する免疫獲得の機序解明により、本検査が社会的な混乱の収束に役立つことが期待される。 04/17 ROG , COVID-19 Roche develops new serology test to detect COVID-19 antibodies - The new Elecsys Anti-SARS-CoV-2 serology test can support the detection of antibodies against SARS-CoV-2 in patients who have been exposed to the virus which causes COVID-19

COVID-19に対処するための行政と産業の協働について

03/24 Roche , COVID-19 Roche response to COVID-19 pandemic ロシュはすでに3月13日にアクテムラのフェーズ3試験を開始することを発表しているが、製造能力の拡張を含む供給体制の拡充を図る。同時に製造・供給ラインを確保するために、各国の行政機関に向かって産業界との緊密な協働を呼び掛けている。

FDA、重症COVID-19 肺炎に対するGenentech のアクテムラ の第3 相試験の実施を認可

ロシュ のグループ企業Genentech は、同グループの中外製薬と大阪大学が共同開発したヒト化抗ヒトIL-6 受容体モノクローナル抗体ACTEMRA(US)/ROACTEMRA (EU)(一般名:トシリズマブ)(遺伝子組換え)について、米国生物医学先端研究開発局(BARDA)と共同で実施する無作為化、二重盲検、placebo 対照第3 相臨床試験の実施について、FDA の承認を取得した。同試験では、重症COVID-19 肺炎による成人入院患者におけるアクテムラ静注と標準的な医療措置の併用の安全性および有効性を評価する。主要評価項目および副次評価項目には、臨床状態、死亡率、人工呼吸器および集中治療室(ICU)等が含まれる。患者は無作為化後60 日間追跡され、有効性の初期の証拠を検証するために中間解析が実施される予定である。これは、この状況におけるアクテムラの最初のグローバルな臨床試験で、米国を含む全世界で約330 人の患者を目標として、4 月初旬に可及的早期に患者登録を開始する予定である。

重症COVID-19肺炎に対する抗IL-6受容体抗体の臨床試験

03/19 Roche , COVID-19 , IL-6 inhibitor Roche initiates Phase III clinical trial of Actemra/RoActemra in hospitalised patients with severe COVID-19 pneumonia ロシュは重症COVID-19肺炎の入院患者にたいするアクテムラのフェーズ3試験を開始する。FDAのBARDA(Biomedical Advanced Research and Development Authority)部門と共同でプラセボ対照の二重盲検P3試験COVACTAを実施しする。4月中に開始し、米国を含む全世界で330症例を登録する。

COVID-19検出のための自動分析試験

03/13 Roche , COVID-19 Roche’s cobas SARS-CoV-2 Test to detect novel coronavirus receives FDA Emergency Use Authorization and is available in markets accepting the CE mark ロシュのコバス自動分析装置に組み合わせて新型コロナウイルスを検出するSARS-CoV-2試験がFDAの「緊急使用許可」を受けた。

子宮頸がん予防を補助する細胞診検査

03/11 Roche , Cytology test, Cervical cancer Roche receives FDA approval for CINtec PLUS Cytology test to aid clinicians in improving cervical cancer prevention 臨床医による子宮頸がん予防を補助するための細胞診検査CINtec PLUSをFDAが承認した。HPV(パピローマウイルス)陽性女性の前癌症状を早期に検知するためにバイオマーカー技術を開発した。

肝細胞がんの早期診断

03/04 Roche , Diagnosis , Hepatocellular carcinoma (HCC) FDA grants Breakthrough Device Designation for Roche's Elecsys GALAD score to support earlier diagnosis of hepatocellular carcinoma ロシュが開発した肝細胞がんの早期診断を支援するGALAD点数をFDAが「画期的診断法」に指定した。

二種のHER2阻害薬を固定用量で配合した皮下注射合剤

02/25 Roche , HER2 inhibitor , Breast cancer , Combination , Dosage FDA accepts Roche’s Biologics License Application for fixed-dose subcutaneous combination of Perjeta and Herceptin for HER2-positive breast cancer ロシュが提出した、パージェタとハーセプチンを固定用量の合剤(fixed-dose combination, FDC)とした皮下注射製剤の承認申請をFDAが受理した。申請根拠としたフェーズ3 FeDeriCa試験においてFDC製剤投与後のパージェタの血中濃度は従来の静脈注射と比較して非劣性の水準であり、有効性と安全性は同等であることが確認された。FDCは 初回投与時に8分間をかけて皮下注射するが以降は5分間で済む。これまでの併用には初回は150分、以降は60分から150分の静脈注射が必要だった。

ALK阻害薬アルンブリグによる非小細胞肺がん一次治療

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02/24 Takeda , ALK inhibitor , NSCLC Takeda Announces U.S. FDA Grants Priority Review for Supplemental New Drug Application for ALUNBRIG® (brigatinib) as a First-Line Treatment for ALK+ Metastatic Non-Small Cell Lung Cancer ALK阻害薬アルンブリグ(一般名ブリガチニブ)をALK変異陽性の転移性非小細胞肺がんに対する一次治療とする承認申請を武田薬品が提出、FDAは優先審査に指定した。申請根拠としたフェーズ3ALTA-1L試験は275例を登録し、アルンブリグ1日1回90mg服用群はクリゾチニブ(商品名ザーコリ)1日2回250㎎服用群を上回る成績を収めた。 (参考) 武田薬品は2017年に52億ドル(6000億円)を投じてアルンブリグ発売直前のAriad社を買収した。その3月末には従業員の6割にあたる180名を解雇しており、当面の業績貢献を狙ったプロダクトハングリーの買収に過ぎないと見られていた。しかしながら、同年8月に承認されたアルンブリグの売上高は2017年15億円、2018年48億円、2019年69億円と低迷している。中外製薬が開発し、ロシュが販売するALK阻害薬のトップ製品アレセンサ(一般名アレクチニブ)は2015年にクリゾチニブ無効例の二次治療として初回承認を取得し、2017年11月に一次治療への適応症拡大が承認され、2018年売上高はザーコリを上回った。その段階でアルンブリグはクリゾチニブ無効例を対象とする比較試験を実施しても、承認取得、市場シェア確保といった各段階での困難が予想された。今回のFDAによる優先審査指定により一つのハードルを越えたように思われるが、脳転移例に限定されるといった制約を受ける可能性が大きく、市場性が限定されると予想される。 2014年に二次治療として承認されたジカディア(一般名セリチニブ)は2017年に一次治療への適応症拡大が承認されたものの売上高は100億円に達せず、ノバルティスは昨年(2019年)より開示品目リストから除外した。一方、ザーコリの売上高は500億円台で比較的安定しているが、ファイザーはROS1阻害...

テセントリクの進行性非小細胞肺癌に対する1 次療法

FDA がロシュのテセントリク(一般名:アテゾリズマブ)の一変承認申請(sBLA)を受理し、優先審査に指定した。申請内容は、EGFR またはALK 変異の無い、PD-L1バイオマーカーテストによって判定した高PD-L1 発現 (TC3 / IC3 野生型[WT]) 陽性の、進行非扁平上皮および扁平上皮非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対するテセントリク の単剤療法による1 次療法である。FDA はPDUFA の審査目標を2020 年6 月19 日に設定している。 IMpower110 試験は、シスプラチンまたはカルボプラチン とペメトレキセドまたはゲムシタビン(化学療法)と比較したテセントリク 単剤療法の有効性と安全性を評価する第3 相、無作為化、非盲検試験である。ALK またはEGFR 変異のない(野生型)進行非扁平上皮または扁平上皮NSCLC 患者で化学療法の治療歴の無いPD-L1高発現の被験者572 人(野生型555 人)が登録され、1:1 に無作為に割り付けられた。テセントリク単剤療法は、化学療法と比較して7.1 カ月OS を改善した [OS の中央値:20.2 vs.13.1 カ月;ハザード比(HR) = 0.595、95%CI:0.398–0.890; p = 0.0106]。

非小細胞肺がんに対する抗PD-1/L1抗体の単独投与による一次療法

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02/19 Roche , PD-L1 inhibitor , NSCLC FDA grants priority review to Roche’s Tecentriq monotherapy as first-line treatment of certain people with advanced non-small cell lung cancer ロシュが申請したテセントリク単独療法による進行性非小細胞肺がんに対する一次治療をFDAが優先審査に指定した。申請根拠とした第3相 IMpower110 試験はALKおよびEGFRに変異がなく、PD-L1選別された進行性非小細胞肺がん患者572例を化学療法群(シスプラチン、カルボプラチン、ペメトレキセド、ゲムシタビン)とテセントリク単独投与群に1対1で無作為に割り付けた。オープンラベル試験ではあるが、PD-L1高発現(TC3/IC3-WT)グループにおけるテセントリク群の全生存期間(OS)の中央値は20.2か月となり、化学療法群の13.1か月を7.1か月上回った。ハザード比は0.595、95%信頼区間は0.398-0.890、p値は0.0106であった。副作用報告は化学療法群44.1%に対し、テセントリク群では12.9%だった。 (参考) テセントリクの売上高は発売初年度2016年160億ドル、2017年500億ドル、2018年800億ドル、2019年1900億ドル(2100億円)と順調に拡大している。2016年5月に進行性膀胱がんを適応症として初回承認を取得し、肺がんでは転移性非小細胞肺がん患者を対象に化学療法後の二次療法として2016年10月に承認されていた。その後、2019年3月にトリプルネガティブ乳がんにも承認され、成長が加速された。患者数が多い非小細胞肺がんに対して単独療法の一次治療が承認されれば売上高5000億円を上回る大幅な拡大が見込まれる。PD-1阻害薬として110憶ドル(1兆2000おk)を売り上げるキートルーダは肺がんに対する単独療法としては2019年4月に単独療法の一次治療が承認されている。ブリストルマイヤーズ・スクイブのPD-1阻害薬オプジーボは非小細胞肺がんに対する一次療法として自社の抗CTLA-4抗体ヤーボイとの併用で2018年6月に申請していたが、本年(2020年)1月に再申請してい...

抗PD-L1抗体テセントリクとアバスチンの併用による肝臓がん治療

01/27 Roche , PD-L1 inhibitor , Liver cancer Roche submits supplemental Biologics License Application to the FDA for Tecentriq in combination with Avastin for the most common form of liver cancer ロシュは アバスチン併用による 抗PD-L1抗体テセントリクの 肝臓がん治療について 効能追加の承認申請(sBLA )を提出した。

抗PD-L1抗体テセントリクの尿路上皮がんを対象とした臨床試験

01/24 Roche , PD-L1 inhibitor , Urothelial cancer , Setback Roche provides an update on Phase III study of Tecentriq in people with muscle-invasive urothelial cancer 筋層浸潤性の尿路上皮がん患者を対象に実施した 抗PD-L1抗体テセントリクの フェーズIII試験が失敗に終わったとロシュが発表した。

脊髄性筋萎縮症(SMA)に対する遺伝子治療薬risidplamの申請用臨床試験

01/23 Roche , Gene therapy , Spinal muscular atrophy Roche’s Risdiplam meets primary endpoint in pivotal FIREFISH trial in infants with type 1 spinal muscular atrophy ロシュが開発中の遺伝子治療薬risdiplamが生後1か月から7か月の1型 脊髄性筋萎縮症(SMA)乳児を対象とする臨床試験 FIREFISHの 申請用 第2段階で好成績を収めた。これまでに400例以上に投与され、治験中止にいたるような安全性の問題はなかった。

非小細胞肺がんに対するオプジーボとヤーボイの併用による一次治療

01/15 BMY , PD-1 inhibitor , CTLA-4 inhibitor , 1L NSCLC U.S. Food and Drug Administration Accepts for Priority Review Bristol-Myers Squibb’s Application for Opdivo (nivolumab) Plus Yervoy (ipilimumab) in First-Line Non-Small Cell Lung Cancer  ブリストルマイヤーズが提出した非小細胞肺がんに対するオプジーボとヤーボイの併用による一次治療の承認申請をFDAが受理し、優先審査に指定した。   (参考)  オプジーボとヤーボイの併用は 悪性黒色腫を対象として 2016年に承認されたのが初めてだった。その後2017年に予後不良の腎細胞がんに対する一次治療、2018年に前治療歴のあるMSI-H/dMMR 大腸癌に承認された。  オプジーボの非小細胞肺がん適応症は2015年に化学療法無効例の二次治療として承認された。一方、競合するキートルーダの肺がん適応症は2015年の初回承認から1年後(2016年)にはPD-L1高発現の患者に対する一次治療、さらに翌年(2017年)にはPD-L1発現にかかわらず全患者を対象とした一次治療がアリムタおよびカルボプラチンとの併用で 承認された。キートルーダはその後もさまざまな組み合わせの併用が承認されているが、昨年(2019年)4月には単独投与による一次治療が「手術不能またはX線治療不適合かつPD-L1発現率1%以上」のステージIII患者を対象として承認された。  ブリストルマイヤーズはヤーボイ併用による「免疫チェックポイント多重阻害」という開発戦略にこだわる余り、スピードを犠牲にしてしまった様に見える。その間には、さらに後発のテセントリク(ロシュ)が2016年の初回承認から、2018年にはアバスチンおよび化学療法との併用による一次治療、2019年には化学療法との併用による一次治療と順調に効能拡大している。

パージェタとハーセプチンの固定用量合剤の皮下注射製剤による乳がん治療

12/12 Roche , Combination , Subcutaneous , HER2 inhibitor , Breast cancer Roche’s fixed-dose subcutaneous combination of Perjeta and Herceptin comparable to intravenous formulations in people with HER2-positive breast cancer (ロシュのパージェタ・ハーセプチン合剤の固定用量皮下注製剤はHER2陽性乳がん患者で静脈注射製剤と同等の効果を示した)

抗PD-L1抗体テセントリクによる非小細胞肺がんの一次治療

12/04 Roche , PD-L1 inhibitor , NSCLC FDA approves Roche’s Tecentriq plus chemotherapy (Abraxane and carboplatin) for the initial treatment of metastatic non-squamous non-small cell lung cancer(FDAはロシュのテセントリクと化学療法(アブラキサンおよびカルボプラチン)の併用による転移性非小細胞肺がんの一次治療を承認) (参考) テセントリクの非小細胞肺がんに対する適応症は2016年に白金製剤による化学療法中もしくは終了後に病勢が悪化した患者に対する二次治療として承認され、2018年12月にはEGFRまたはALK遺伝子異常を示さない患者を対象にアバスチンと化学療法剤パクリタキセルおよびカルボプラチンとの併用による一次療法が、さらに2019年3月には進行期(extensive stage)の患者に対してアバスチンを併用せず、化学療法剤のみとの併用による一次療法が承認された。今回は2016年に 二次療法として承認された適応症にパクリタキセルを追加することによって一次療法への格上げが承認された。

抗IL-6レセプターリサイクリング抗体サトラリズマブのP3試験結果

12/02 Roche , IL-6 inhibitor , Ophthalmic disease , Multiple sclerosis Positive phase III results for Roche’s satralizumab in neuromyelitis optica spectrum disorder published in the New England Journal of Medicine ロシュが 視神経脊髄炎スペクトラムの治療薬として 開発したサトラリズマブ(satralizumab)のフェーズ3試験結果が New England Journal of Medicine (NEJM) 誌に掲載された。 (参考) サトラリズマブは中外製薬が創製したヒト化抗IL-6レセプターリサイクリング抗体である。昨年(2019年)10月末に欧米での承認申請が受理されている。承認されるとトシリズマブ(2010年、製品名 アクテムラ、 中外製薬)、シルクマブ(2014年、製品名SYLVANT、ヤンセン)、サリルマブ(2017年、製品名ケブザラ、サノフィ)につづく4番目のIL-6阻害薬となる。IL-6阻害薬の2018年世界売上はアクテムラが2200億円、ケブザラが100億円、ヤンセンのSYLVANTは開示基準に達していない模様。

脊髄性筋萎縮症(SMA)に対する遺伝子治療薬リスジプラム

Nov 25, 2019 Roche , Gene therapy ,  Spinal muscular atrophy (SMA) FDA grants priority review to Roche’s risdiplam for spinal muscular atrophy FDAはロシュの脊髄性筋萎縮症治療薬リスジプラムを優先審査に指定 (参考) ロシュは本年(2018年)11月11日にリスジプラム(risdiplam)が2型または3型の脊髄性筋萎縮症(SMA)患者を対象とした承認申請用のSUNFISH臨床試験において主要評価項目を達成し、米国FDAを含む全世界の審査機関に承認申請を提出する予定と発表していた。