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RET遺伝子融合に起因する肺がんおよび甲状腺がん

05/08 LLY , RET inhibitor , Lung cancer , Thyroid cancer Lilly Receives U.S. FDA Approval for Retevmo™ (selpercatinib), the First Therapy Specifically for Patients with Advanced RET-Driven Lung and Thyroid Cancers Approved for metastatic RET fusion-positive NSCLC, advanced or metastatic RET-mutant MTC and advanced or metastatic RET fusion-positive thyroid cancer リリーが開発したRET阻害剤Retevmo(レテブモ、一般名:セルペルカチニブ)をRET遺伝子融合に起因する肺がんおよび甲状腺がんの治療薬としてFDAが承認した。

リリーはJAK阻害薬バリシチニブのCOVID-19への応用試験を開始する

04/10 LLY , JAK , COVID-19 Lilly Begins Clinical Testing of Therapies for COVID-19 - Baricitinib Research Commences in NIH-led Adaptive COVID-19 Treatment Trial リリーは新型コロナウイルス感染症治療の臨床試験を開始する。アメリカ国立衛生研究所が主導するCOVID-19への既存薬試用試験の一環としてJAk阻害薬バリシチニブ(製品名オルミアント)の応用を研究する。

SGLT-2阻害薬による慢性腎臓病の治療

03/12 LLY , SGLT-2 inhibitor , Chronic kidney disease US FDA grants Fast Track designation to Jardiance® for the treatment of chronic kidney disease リリーがベーリンガーインゲルハイムと提携するSGLT-2阻害薬ジャディアンスによる慢性腎臓病の治療をFDAが迅速審査に指定した。昨年(2019年)6月には慢性心不全患者の心臓事故による死亡または入院のリスク低減に関する臨床試験が迅速審査指定を受けている。

COVID-19の治療をめざす抗体医薬

03/12 LLY , Antibody therapies , COVID-19 AbCellera and Lilly to Co-develop Antibody Therapies for the Treatment of COVID-19 リリーはCOVID-19の治療と予防をめざす抗体医薬をAbCelleraと共同開発する。米国で回復した初期の患者一名から単離された500を超える特異抗体から開発候補を選別する。AbCelleraはカナダのバンクーバーを拠点とする未公開バイオベンチャーで2012年に設立された。

抗NGF抗体タネズマブの承認申請

03/02 LLY , PFE, NGF inhibitor U.S. FDA Accepts Regulatory Submission for Tanezumab, a Potential First-in-Class Treatment for Patients with Chronic Pain Due to Moderate-to-Severe Osteoarthritis リリーとファイザーが中等度から重度の関節炎による慢性疼痛の治療薬として共同開発した抗NGF抗体タネズマブの承認申請(BLA)をFDAが受理した。フェーズ1からフェーズ3まで全体で39本の臨床試験試験を実施し、登録患者数は1万8000例を超えた。

抗VEGF受容体抗体サイラムザによる転移性EGFR 変異陽性NSCLC 1 次療法

FDA の腫瘍薬諮問委員会(ODAC;Oncology DrugAdvisory Committee)が、治療歴の無い転移性EGFR 変異陽性非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対するサイラムザ (一般名:ラムシルマブ) とエルロチニブ の併用療法を評価した第3 相RELAY 試験結果を基に申請したsBLA を審議し、採決の結果6:5 で承認勧告を採択した。RELAY 試験では、VEGF 受容体2 拮抗薬ラムシルマブ と、グローバルに承認済みのEGFR 標的とするチロシンキナーゼ阻害剤(TKI) エルロチニブの併用療法が、エルロチニブ単剤療法と比較して、無増悪生存期間(PFS)を統計的に有意に、かつ臨床的にも意味のある改善を証明した。しかし、奏効率(ORR)、奏効期間(DOR)には有意差が認められずネガティブな結論であった。 未治療の転移性EGFR陽性NSCLC患者に対するラムシルマブとエルロチニブの併用療法のベネフィット・リスクプロファイル?との問いに、諮問委員の採決の結果6:5 で辛うじて承認勧告が採択された。

糖尿病患者に対するGLP-1アナログ製剤投与による心血管事故の減少

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02/21 LLY , GLP-1 , Diabetes Trulicity® (dulaglutide) is the first and only type 2 diabetes medicine approved to reduce cardiovascular events in adults with and without established cardiovascular disease リリーが開発したGLP-1アナログ製剤トルリシティ(一般名デュラグルタイド)による「心血管事故(MACE)の減少効果」を添付文書に追記することをFDAが承認した。「心血管疾患既往症の有無を問わず」、2型糖尿病の成人患者に適応される。 (参考) ノボノルディスクのGLP-1アナログ製剤オゼンピック(一般名セマグルチド)は前月(2020年1月)に「心血管疾患既往の2型糖尿病患者」を対象として同様のFDA承認を取得している。同時に、昨年(2019年)9月に承認された経口投与のGLP-1アナログ製剤ライベルサス(Rybelsus、一般名セマグルチド)は心血管に対する安全性の追記が許可された。GLP-1アナログ製剤の2019年売上高はトルリシティが41憶ドル(4500億円)に達し、ビクトーザ33億ドルを抜いて1位となった。ノボノルディスクは1日1回皮下注射のビクトーザから週1回皮下注射のオゼンピックへの切り替えを進めている。両剤の合計は2019年50億ドルとなり、リリーのトルリシティとの差を広げている。さらに1日1回経口投与のレイベルサス、抗肥満薬として承認されたサクセンダ(Saxenda)を加えたセマグルチド製剤の合計は60億ドルに達しており、4年後には1兆円を超える見通しである。

アトピー性皮膚炎に対するJAK 阻害剤バリシチニブ の第3 相臨床試験

イーライリリー(Lilly)とIncyte は、成人の中等症から重症アトピー性皮膚炎患者を対象に、経口JAK 阻害剤バリシチニブ の安全性と有効性を評価する第3 相、無作為化、プラセボ対照、BREEZE-AD 5 試験で、バリシチニブが主要評価項目を達成したと発表した。主要評価項目は、投与16 週時にEASI(Eczema Area and Severity Index)スコアがベースラインから75%以上の改善を達成した患者割合であった。 本試験において投与16 週時にEASI 75 を達成した患者の割合は、プラセボ群:8.2%(12/147)、バリシチニブ1mg群:12.9%(19/147)、バリシチニブ2mg:29.5%(43/146)であった。

RETキナーゼ阻害薬による非小細胞肺がん、甲状腺がんの治療

01/29 Lilly , RET inhibitor , Lung cancer , Thyroid cancer Lilly Receives FDA Priority Review for the Selpercatinib New Drug Application リリーが提出したセルペルカチニブ( selpercatinib )の承認申請をFDAが優先審査に指定した。 (参考)   セルペルカチニブ(LOXO-292)はリリーが昨年(2019年)1月に買収統合したLOXO Oncologyが開発した RETキナーゼ阻害薬である。 RET融合遺伝子陽性の非小細胞肺がん、 RET変異陽性の甲状腺髄様 がん(medullary thyroid cancer, MTC)、RET遺伝子融合陽性の甲状腺がん、を同時に申請した。

中国企業Innovent BiologicsのPD-1阻害薬による非小細胞肺がん治療

01/13 Lilly , PD-1 inhibitor , Chemotherapy , Lung cancer Tyvyt® (Sintilimab Injection) Combined with ALIMTA® (Pemetrexed) and Platinum Met Predefined Primary Endpoint in Phase 3 ORIENT-11 Study as First-Line Therapy in Nonsquamous NSCLC 中国蘇州市を本拠地とするイノベントバイオロジクス(Innovent)が開発したPD-1阻害薬Tyvyt(タイビイト、一般名シンチリマブ)の非小細胞肺がん(NSCLC)に対するフェーズ3ORIENT-11試験の中間成績を共同開発するリリーが発表した。EGFR遺伝子変異またはALK遺伝子再編成のない患者を対象に アリムタおよび白金製剤を併用による 一次治療または再発治療をおこなった。独立データモニター委員会による中間成績の評価により事前に規定した成績を達成していることが確認された。

イーライリリー社、アトピー性皮膚炎治療薬候補 lebrikizumab を有するDermira 社を約11 億$で買収

イーライリリー及びDermira 社は、イーライリリーが全額現金取引で1 株当たり18.75$(約11 億$)で、慢性皮膚疾患の新治療法の開発に特化したバイオ医薬品企業のDermira を買収する件について最終合意に達したと発表した。 今回の買収により、IL-13 に高親和性で結合するように設計された新規の研究開発中のモノクローナル抗体lebrikizumab が追加され、イーライリリー の免疫パイプラインが拡大する。本品は、12 歳以上の思春期および成人患者における中等度から重度のアトピー性皮膚炎の治療薬として第3 相臨床試験開発プログラムで評価中である。lebrikizumab は、2019年12 月にFDA からFast Track の指定を受けた。Dermira の買収により、原発性腋窩多汗症(制御できない過度の脇の下の発汗)の局所治療に、FDA 承認の薬用布であるQBREXZA®(glycopyrronium)布の追加で、イーライリリーの市販皮膚科薬のポートフォリオを拡大することができた。

非小細胞肺がんに対するRETキナーゼ阻害薬のP3試験

12/11 Lilly , RET fusion , NSCLC Lilly Opens First Ever Randomized Phase 3 Clinical Trial in Treatment-Naïve RET Fusion-Positive Non-Small Cell Lung Cancer (リリーは未治療のRET遺伝子融合陽性の非小細胞肺がんに対して初めてとなる無作為化フェーズ3試験を開始する) 被験薬LOXO-292(selpercatinib、セルペルカチニブ)は経口投与可能なRETキナーゼ阻害薬 である。RET融合遺伝子陽性の非小細胞肺がんの他にも、RET変異陽性の甲状腺髄様 がん(medullary thyroid cancer, MTC)、RET遺伝子融合陽性の甲状腺がんに対してFDAの画期性治療指定(BTD)を受けている。RET遺伝子融合は非小細胞肺がんの2%、甲状せんがんの10-20%で確認されている。

BTK阻害薬LOXO-305によるB細胞白血病およびリンパ腫治療

12/08 LLY , BTK inhibitor , B-Cell Leukemias , Lymphoma Lilly Presents Interim Clinical Data from LOXO-305 Dose Escalation Trial in B-Cell Leukemias and Lymphomas at the American Society Hematology Annual Meeting (リリーはLOXO-305のB細胞白血病およびリンパ腫に対する用量漸増試験の中間データを米国血液学会(ASH)年次総会において発表した) (参考) LOXO-305は高度に選択性の非共有結合型のブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬である。現在販売されているBTK阻害薬は2013年に承認されたアッヴィとヤンセンのイブルチニブ(販売名イムブルビカ)と2017年に承認されたアストラゼネカのアカラブルチニブ(販売名Calquence)だけである。いずれもマントル細胞リンパ腫を対象として初回承認を取得した。イムブルビカは2014年に慢性リンパ性白血病(CLL)の適応症拡大が承認され、売上高が急増した。2018年売上高はアッヴィが36億㌦、ヤンセンが26憶㌦を計上している。

1型糖尿病の成人患者に対するSGLT-2阻害薬の投与

Nov 13 , 2019 Boehringer, Lilly , SGLT-2 inhibitor , T1D, Setback Boehringer Ingelheim and Lilly announce outcome of FDA Advisory Committee meeting for empagliflozin 2.5 mg as adjunct to insulin for adults with type 1 diabetes ― the EMDAC voted 14 to 2 that the benefits of empagliflozin 2.5 mg do not outweigh the risks to support approval ベーリンガーインゲルハイムとリリーは1型糖尿病のインスリン投与成人 患者に対するエンパグリフロジン2.5mgの上乗せ投与に関するFDA諮問委員会の結果を発表。14対2で非承認を勧告。

急性心不全に対するSGLT-2阻害薬の臨床評価試験を開始

Nov 12, 2019 Lilly , SGLT-2 inhibitor , Acute heart failure (AHF) Boehringer Ingelheim and Lilly initiate first ever study to assess Jardiance® in people hospitalized for acute heart failure who have been stabilized - a superiority study that will assess the clinical benefit, safety and tolerability of 10 mg daily Jardiance® (empagliflozin) ベーリンガーインゲルハイムとリリーは「入院後に病勢が安定した」 急性心不全 患者を対象にジャディアンスの評価試験を開始、 1日10㎎を投与して臨床効果、安全性および忍容性を評価する。

リリーとベーリンガーインゲルハイムが糖尿病領域の戦略的提携を見直し

Nov 04, 2019    Boehringer Ingelheim , Lilly , Alliance Boehringer Ingelheim and Lilly modernise alliance to focus full expertise on Jardiance ベーリンガーインゲルハイムとリリーはすべての専門知識・技術の焦点をジャディアンスにあてるために提携契約を改訂する (参考) 両社は2011年から糖尿病治療薬の開発・販売促進で戦略的提携を締結し、ジャディアンス(SGLT-2阻害薬)、トラゼンタ(DPP4阻害薬)、バサグラール(インスリン・グラルギン製剤)を共同で臨床開発し、販売してきた。新しい契約ではベーリンガーインゲルハイムがジャディアンスとトラゼンタの開発・商業化に主体的な責任を持ち、提携契約の料率は2020年1月から変更される。ジャディアンスの2018年グローバル売上高7億㌦は競合するファシーガ14憶㌦(アストラゼネカ)の半分にとどまっており、ベーリンガーインゲルハイム側にリリーとの提携を見直す機運が生じたようだ。

リリーは転移性すい臓がんに対するフェーズ3試験において主要評価項目とした全生存期間を達成できなかったと発表

Oct 16 , 2019  Lilly , Pancreatic cancer , IL-10 , Setback Lilly Announces Phase 3 Study in Patients with Metastatic Pancreatic Cancer Did Not Meet Primary Endpoint of Overall Survival PEG化インターロイキン-10製剤ペギロデカキン(pegilodecakin)は転移性すい臓がんに対するフェーズ3試験において主要評価項目とした全生存期間を達成できなかった。本剤はリリーが昨年(2018年)5月に16憶㌦(1800億円)を投じて買収したARMO社のパイプラインで最も注目されていた腫瘍免疫抗がん剤である。

RET変異を有する甲状腺がんにリリーのセルペルカチニブ(LOXO-292)が奏功

Sep 29, 2019 .  Lilly ,  RET inhibitor ,  Thyroid cancer Lilly Announces Positive Registrational Data for Selpercatinib (LOXO-292) in Heavily Pretreated RET-Altered Thyroid Cancers 前治療が難航した RET 変異を有する甲状腺がんに対する、 selpercatinib ( セルペルカチニブ、 LOXO-292) の良好な申請用データをリリーが発表した。リリーが本年(2019年)1月に買収した Loxo Oncology が創薬した。

TRK 阻害剤VITRAKVI のFDA 承認を取得したLoxo Oncology をイーライ・リリーが80 億$で買収(1月3日)

イーライ・リリー(Lilly)とLoxo Oncology, Inc.(Loxo Oncology)は、Lilly が公開買い付けにより、Loxo Oncology の発行株式の1 株につき現金で235$、総額約80 億$で買収することで最終合意に至ったと発表した。Loxo Oncology は、ゲノムマーカーで明確に規定できる癌種に対する選択的治療薬の開発並びに商業化を目指しているバイオファーマ企業である。Lilly のオンコロジーパプラインならびに製品ポートフォリオが強化される。また、Lilly がこれまでにfirst-in-class およびbest-in-class のオンコロジー薬(候補)の取得に向けた取引の中では過去最大規模の買収になる。

イーライ・リリー、抗癌剤候補ペグ化IL-10 pegilodecakin 取得にARMO BioSciences を現金16 億$で買収(6月22日)

イーライ・リリー は、去る5 月10 日に発表したように、開発後期の癌免疫療法を開発中のARMO Biosciences(ARMO)との最終合意に基づいて、ARMO の発行済み全株式27,542,054 株に対し、1 株当たり現金で50$(総額16 億$)で公開買い付けを行い、90.6%の株式を取得し買収を完了したと発表した。 今回の買収は、ARMO の主要開発化合物pegilodecakin をリリーのパイプライン加えることでリリー の癌免疫療法プログラムを強化することにある。pegilodecakin はペグ化IL-10 で、これまでに複数の癌種に、単剤、および化学療法やチェックポイント阻害剤との併用で、臨床上のベネフィットを提示してきている。pegilodecakin は、現在、膵臓癌に対する第3 相試験を実施中であり、肺癌と腎臓癌、黒色腫、およびその他の固形癌でも初期の臨床試験が進められている。