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多発性骨髄腫に対する抗CD38抗体医薬をFDAが承認

03/02 Sanofi , CD38 , Multiple myeloma (MM) Sanofi : FDA approves Sarclisa® (isatuximab-irfc) for patients with relapsed refractory multiple myeloma サノフィのCD38抗体イサツキシマブ(商品名:サークリサ)を再発・難治性の多発性骨髄腫の治療薬としてFDAが承認した。ポマリドマイド/デキサメサゾン併用療法に追加投与して病勢進行または死亡を40%減少した。 (参考) 2015年に初のCD38抗体として承認されたダーザレックス(ヤンセン)は昨年(2019年)30億ドル(3200億円)に達し、多発性骨髄腫の治療薬としてはレブラミド112億ドル(1兆2000億円)に次ぐ大型製品となっている。ポマリドミド(商品名:ポマリスト)はレブラミド(一般名:レナリドミド)と同様にギリアドが開発したサリドマイド誘導体である。2013年2月に承認され、レブラミドとならんで順調に成長している。2019年売上高は25億ドルに達し、多発性骨髄腫市場ではダーザレックスに次ぐ3位となった。

抗CD38 抗体イサツキシマブ第3 相試験、再発/難治性多発性骨髄腫の無増悪生存期間を延長

ピボタル第3 相 ICARIA-MM 試験において、再発/難治性多発性骨髄腫(R/RMM)患者に対してポマリドミド+デキサメタゾン併用療法(pom-dex 群)に抗CD38 抗体イサツキシマブを上乗せ投与する(イサツキシマブ併用療法)治療法は、統計学的に有意に治療効果の改善を示しことが、ASCO2019で発表された。イサツキシマブはサノフィが現在開発中のモノクローナル抗体で、形質細胞のCD38 受容体にある特異的なエピトープを標的とする。 ICARIA-MM 試験は、R/RMM 患者を対象にイサツキシマブと pom-dex との併用療法群と pom-dex 群のみによる治療を比較した第3 相無作為化非盲検多施設共同臨床試験である。イサツキシマブ併用療法により、PFS に統計学的に有意な改善が認められ(HR 0.596, 95% CI 0.44- 0.81, p=0.001)、中央値は pom-dex 群(6.47 カ月, 95% CI: 4.468 - 8.279)に比べ、イサツキシマブ併用群(11.53 カ月, 95% CI: 8.936 - 13.897)で延長することが示された。また、イサツキシマブ併用療法群は、pom-dex 群に比べ、有意に高い奏効率を示した(60% vs. 35%, p<0.0001)。

多発性骨髄腫に対する抗CD38抗体を含む併用療法の治療成績

DARZALEX® (daratumumab) Combination Regimen Significantly Improved Outcomes for Newly Diagnosed Multiple Myeloma Patients who are Transplant Ineligible December 12, 2017  Janssen (J&J) ,  Multiple myeloma ,  CD38 新たに診断された移植手術不能の 多発性骨髄腫 患者を対象として、ヤンセンの 抗CD38抗体 ダラツムマブを含む併用療法が治療成績を大きく改善した。

ダラツムマブを多発性骨髄腫患者に対する一次療法とする適応症拡大を申請

Janssen Submits Application to U.S. FDA to Expand Indication for DARZALEX® (daratumumab) Combination Therapy for Patients with Newly Diagnosed Multiple Myeloma who are Transplant Ineligible November 21, 2017 Janssen (J&J) ,  Multiple myeloma ,  Hematologic cancer (market) ,  CD38 ヤンセンが 抗CD38抗体ダラツムマブ を「新規に診断された骨髄移植不能の 多発性骨髄腫 患者に対する一次療法」とする効能追加を申請。

ヤンセンの多発性骨髄腫(MM)治療薬ダラツムマブ、BLAローリング申請を開始

ヤンセンは、多発性骨髄腫(multiple myeloma)の治療薬として、抗CD38モノクローナル抗体のダラツムマブ(daratumumab)の生物製剤承認申請(BLA)のローリング申請を開始したと発表した。ダラツムマブは2013年5月に多発性骨髄腫を対象としてFDAからbreakthrough therapy(BT)指定を受けていた。BLAは、ASCO2015で発表された第2相MMY2002(SIRIUS)試験、第1/2相GEN501試験を含む4本の臨床試験結果を基に構成されている。 ダラツムマブはデンマークのGenmabが創製し、ヤンセンは2012年8月にグローバルライセンス契約を締結している。多発性骨髄腫は米国では白血病、リンパ腫に次いで多い造血器腫瘍であり、世界では年間約11万人が新たに診断され、約8万人が死亡すると推定されている。 [ リンク ]   経営分析 ➜ J&J   [ リンク ] 新薬開発 ➜ 血液がん