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5 月度CHMP 定例会議がバイオシミラー4 件(2 品目)を承認勧告(6月1日)

EMA のCHMP は5 月度定例会議(5 月28 日~31 日)で、サンドのアダリムマブのバイオシミラー(3件の商標)と、ファイザーのトラスツズマブのバイオシミラー についての承認を勧告した。

ファイザーのエタネルセプト (LIFMIOR) のEU 承認、バイオシミラーでなく初のジェネリック生物薬品

ファイザーのエタネルセプトは、バイオシミラーではなくジェネリック生物薬品としてEUで承認された。抗体医薬の販売承認保持者による当該ジェネリック製品の承認取得は、今回が初めてである。エンブレルのEU 基本特許は2015 年に失効しており、2016 年1 月には、韓国Samsung Bioepis UK がECからBENEPALI(エタネルセプト)の販売承認を取得、販売パートナーのバイオジェンが同時にEU に上市した。バイオジェンは2016 Q3 までに約3,000万ドルの売上を報告している。これに対してファイザーの今回のLIFMIOR承認取得は、2016年8月に販売承認を申請するなど、一呼吸遅れ気味であるがBENEPALIの動きに刺激されものと推測される。 米国や日本と異なり、先発企業のジェネリック対策の最後の手であるオーソライズド・ジェネリック制度はEUにはない。今回のように、他社のバイオシミラーに対抗して、先発薬と同じBoehringer Ingelheim Pharm KGが供給するエタネルセプト の原薬を含み、同Wyeth Pharmaceuticalsが出荷する同じ製剤で、名称だけが異なるジェネリック品を、先発薬メーカーが対抗して同様の低価格で発売する。この戦略にバイオシミラー参入企業の対抗策は価格競争しか残されていない。 LINK   Pfizer    バイオシミラー

アダリムマブ(ヒュミラ)に対するバイオシミラー製品をFDAが全面的に承認

 アッヴィーが世界最大の売上高1兆4000億円を誇る抗リウマチ薬ヒュミラ(一般名:アダリムマブ)のバイオシミラー製品となるAMJEVITA(adalimumab-atto)が、ヒュミラが持つ炎症性7疾患①関節リウマチ、②多関節若年性特発性関節炎、③乾癬性関節炎、④強直性脊椎炎、⑤慢性尋常性乾癬、⑥クローン病、⑦潰瘍性大腸炎、すべての効能でFDAの承認を取得した。  AMJEVITAを開発したアムジェンは承認申請に際して、関節リウマチと尋常性乾癬の2本のフェーズIII試験を行った。欧州では2015年12月にEMA申請しており、審査中。アムジェンはアダリムマブ(ヒュミラ)のほかにも、トラスツズマブ(ハーセプチン)、ベバシズマブ(アバスチン)、など合計9品目のバイオシミラー製品を開発している。 Link   企業分析 ➜ Amgen   新薬開発➜ biosimilar  ➜ autoimmune disease

サンドのバイオシミラーetanerceptをFDA 諮問委員会が満場一致で承認勧告

 可溶化TNF受容体製剤「エタネルセプト」に対するバイオシミラーとしてノバルティスのジェネリック専門子会社サンドが開発したGP2015をFDA諮問委員会が満場一致(20:0) で承認勧告した。オリジナル製品であるアムジェンの「エンブレル」が取得している関節リウマチ(RA)、尋常性乾癬(PsO)、乾癬性関節炎(PsA)、強直性脊椎炎(AS)、多関節性若年性特発性関節炎(JIA)、の5つの効能すべてを承認する勧告である。  申請には健常成人216 人を対象とした4 本の薬物動態試験、および中等度および重度の慢性尋常性乾癬患者531 人を登録した臨床試験を実施、ほかにも非臨床試験を5 本実施して先行品エンブレルと包括的に比較している。2015 年7 月に米国FDAがBLA申請を受理、 欧州では2015 年12 月にEMAが「販売承認申請」(MAA)を受理している。 L ink   新薬開発➜ バイオシミラー  市場動向➜ 抗リウマチ薬   乾癬、その他の自己免疫疾患   業界動向 ➜ バイオシミラー

抗リウマチ治療薬エンブレル(エタネルセプト)に対してサンドのバイオシミラー製品が同等性を証明

 ノバルティスのジェネリック専門子会社サンドが開発中のバイオシミラー候補品が先発品エンブレル(一般名:エタネルセプト)との直接比較試験(EGALITY 試験)で好成績を示した。「慢性尋常性乾癬」治療薬としての有効性と安全性を比較したEGALITY 試験は、欧州11 ヵ国と南アにおいて531 名の患者を登録した無作為化二重盲検試験である(NCT01891864)。  中等度から重度の慢性尋常性乾癬患者を対象とし、12 週治療における乾癬面積と重症度指数(PASI)での75%の反応率を主要評価項目とした。バイオシミラーと先行品との間で、主要評価項目、安全性および免疫原性について同等性が確認された。この結果はパリで開催された乾癬国際ネットワーク会議で報告された。  サンドは現在3 種のバイオシミラー製品を販売し、さらに豊富な開発パイプラインを有し、バイオシミラーのグローバル・リーダーとなっている。2015 年から2017 年の3 年間に11 件のバイオシミラー製品を承認申請し、2020年までに主要なグローバル市場をカバーする計画が順調に進行している。 Link  業界動向 ➜ バイオシミラー  市場動向➜ 乾癬、その他の自己免疫疾患

レミケード(インフリキシマブ)に対する初のバイオシミラー製品INFLECTRAをFDAが承認

FDA が、レミケード(Janssen Biotech)に対する最初のバイオシミラー(BS)製品となるINFLECTRA (infliximabdyyb)を複数効能で承認した。米国では2015 年3 月6 日に承認されたZARXIO (filgrastim-sndz)に次ぐ、2番目のBS となった。INFLECTRA は韓国企業Celltrion 社が製造した製品で、販売はPfizer が行う予定。 今回取得したINFLECTRA の承認効能は、以下のとおり。 1)クローン病;INFLECTRA は成人および6 歳以上の小児の、従来の標準療法が効果不十分な中等症から重症のクローン病患者の治療薬として医療従事者による処方で使用される。 2)潰瘍性大腸炎;標準療法が不十分な中等症~重症の潰瘍性大腸炎の成人患者の治療。 3)関節リウマチ;中等症から重症の活動性関節リウマチに対してメトトレキサート との併用。 4)関節炎;乾癬性関節炎の治療。 5)乾癬;慢性の重度の尋常性乾癬の治療。 承認の根拠となったのは、INFLECTRA がレミケード に対してBS であることを証明した、構造および機能特性、動物試験データ、ヒト薬物動態および薬物動力学、臨床免疫原性データ、およびその他の臨床上の安全性および有効性データの審査結果である。 Link 業界動向 ➜ バイオシミラー  新薬開発➜ バイオシミラー

韓国セルトリオン社が開発した、抗リウマチ薬レミケードに対するバイオシミラー製品をFDA諮問委員会が承認勧告

FDAの関節炎諮問委員会(AAC:Arthritis Advisory Committee)が、韓国のセルトリオンCelltorion Healthcareが申請したTNFα阻害剤インフリキシマブのバイオシミラーbiosimilar(CT-P13、Inflectra)のBLAを審議し、申請したすべての効能に関して21:3で承認勧告を採択した。セルトリオンは、インフリキシマブのバイオシミラーを2012年に韓国で、2013年にはEUで、2014年11月には日本(日本化薬)で販売承認を取得している。 セルトリオンは2009年にHospiraと複数のバイオシミラーに関する事業提携契約を締結したが、2015年9月にHospiraがファイザーに買収されたため、現在ではファイザーが米国およびその他の地域におけるバイオシミラーインフリキシマブの独占販売権を所有している。 今回、FDA AACは、CT-P13の先行品(レミケード)に対するCMC、前臨床および臨床での同等性を認め、レミケードのすべての効能の外挿が認められる可能性が高い。 Link   企業分析➜ Pfizer   ➜ 日本化薬  新薬開発➜ バイオシミラー  業界動向➜ バイオシミラー

アムジェンがヒュミラのバイオシミラーをEMAに承認申請

アムジェンは、ヒュミラ(一般名:アダリムマブ)のバイオシミラーABP501の販売承認申請(MAA)を欧州医薬品庁(EMA)に提出した。同社は、11月25日に米国FDAにバイオシミラー審査手続きに則って、生物薬品承認申請(BLA)を提出している。 ABP501の有効成分は、ヒュミラと同じアミノ酸配列を有する抗TNFαモノクローナル抗体で、剤形および力価はヒュミラと同一である。 無作為化二重盲検実薬対照試験(試験No. 20120262)では、メトトレキサートの効果が不十分な中等度~重度の関節リウマチ患者を対象として、主要評価項目である24週時点のACR20(ACR評価基準で20%またはそれ以上の症状改善)を達成した割合は、ABP501群74.6%、ヒュミラ群72.4%だった。副次評価項目、安全性、免疫原性においても同等・同質性が確認された。 Link   企業分析 ➜ Amgen  市場動向 ➜ 抗リウマチ薬  業界動向 ➜ バイオシミラー

アムジェンのバイオシミラーABP501、第3相試験でアダリムマブとの臨床的同等性を証明

米国サンフランシスコで開催された米国リウマチ学会(ACR/ARHP2015)年次総会で、中等度~重度の関節リウマチ患者を対象とした、アムジェンのバイオシミラーABP501と先行品のアダリムマブ(ヒュミラ)との安全性、有効性および免疫原性を直接比較する第3相試験の結果が報告された。今回報告された、無作為化二重盲検実薬対照試験(No.20120262)では、主要評価項目である24週時点におけるACR20(ACR評価で病勢を20%以上改善)が、ABP501群の74.6%、先行品群の72.4%で達成された。ハザード比は1.039、90%CI: 0.954-1.133で、事前に規定した同等性の範囲内に含まれていた。副次的評価項目の24週時点におけるACR50、ACR70達成率も事前に規定した同等性の範囲内であった。また、結合抗体、中和抗体濃度も両群で同等であった。 治療関連有害事象の発現率は、ABP501群50%、先行品群55%で両群間に差は認められなかった。重篤な有害事象発現率は、ABP501群3.8%、先行品群5.0%、重篤な感染症の発現率は0.8%と1.1%で、ともに有意差はなかった。 Link   企業分析 ➜ Amgen  新薬開発 ➜ 関節リウマチ  市場動向 ➜ 抗リウマチ薬  業界動向 ➜ バイオシミラー

EvaluatePharmaの2020年売上予測で1位ヒュミラ、2位レブラミド、3位オプジーボ

EvaluatePharmaの2020年の医薬品売上予測で、1位アダリムマブ(商品名:ヒュミラ、アッヴィ/エーザイ)、2位レナリドミド(商品名:レブラミド、セルジーン)、3位ニボルマブ(商品名:オプジーボ、BMS/小野薬品)であった。 オプジーボの売上は2014年の2,900万ドルから156%増加して81億ドルまで伸びると予測し、一気に3位に躍進した。2020年までに市場全体としては5%成長すると予測している。 以下、4位シタグリプチン(商品名:ジャヌビア、メルクなど)、5位リバロキサバン(商品名:イグザレルト、バイエル/J&J)、6位エタネルセプト(商品名:エンブレル、アムジェン/武田/ファイザー)。7位フマル酸ジメチル(商品名:テクフィデラ、バイオジェンなど)、8位インフリキシマブ(商品名:レミケード、J&J/メルク/田辺三菱)、9位ベバシズマブ(商品名:アバスチン、ロッシュ)、10位肺炎球菌ワクチン(商品名:プレベナー13、ファイザーなど)と続く。 リンク ]   経営分析  ➜ AbbVie  ➜ エーザイ  ➜ Bristol-Myers Squibb (BMS)   ➜ メルク/ MSD   ➜ 武田薬品  ➜ Bayer  ➜ Pfizer  ➜ J&J   ➜ 田辺三菱

レミケードのバイオシミラーがノルウェーで市場シェア50%を獲得

 バイオシミラー製品については開発段階、製造段階でのコスト問題が負担となり、価格はオリジナル製品の70%程度までしか下げられないと言われてきた。  しかしノルウェー市場では、韓国のセルトリオンから抗TNFα抗体レミケードのバイオシミラー製品を導入したオリオン・オイ社が低価格戦略に転換して価格をオリジナル製品の20%にまで引き下げた。その結果、市場シェアは50%にまで拡大したと報じられている(ブルーンバーグ4月22日)。  2014年2月に、オリジナル製品に対する値引き率を39%として発売したが市場シェアは7%程度で低迷していた。 [ リンク ]  バイオシミラー  ➔業界動向

欧州医薬品庁(EMA)が抗リウマチ薬レミケードのバイオ後続品を承認 [6/28]

抗体医薬のバイオ後続品が初めて先進国市場で承認された。これまでのバイオ後続品はインスリン、成長ホルモン、エリスロポエチンンといったペプチド製剤にとどまっていたが巨大市場を形成する抗体医薬も特許切れを迎える時代が到来した。 抗TNFα抗体レミケードの2012年世界売上は競合品ヒュミラ(92億ドル)に次いで2位となる82億ドル(8000億円)。開発元のセントコアを買収したジョンソン・アンド・ジョンソンは医薬品全体の4分の1を占める62億ドル、他にも導出先の米メルクが20億ドルを売上げている。  欧州EMAが承認したバイオ後続品は韓国のセルトリオンが生産し、米国ホスピーラが共同開発した。米国でのFDA承認はまだまだ先となるが日本では日本化薬が導入し、13年度中に申請する予定。 セルトリオンの株価はリツキサン後続品の開発中止が報じられた4月に急落した後、3か月で倍増して5万ウォン台に回復した。時価総額(5700億円)は日本の大手製薬企業に匹敵する規模である。