米国癌治療学会(ASCO)での注目発表: ADC抗がん剤の乳がん治療薬T-DM1(ロシュ)がPFSを35%改善

T-DM1は抗体医薬の乳がん治療薬ハーセプチンに強力な化学療法剤をリンカー(接続分子)で組み合わせた抗体・薬物複合体(ADCAntibody-Drug Conjugate)である。ロシュは世界で初めてのADC抗がん剤として2010年にFDA申請したが、代替エンドポイントを用いたフェーズ2試験での緊急承認、とはならなかった。その間に武田薬品がSeattle Geneticsと共同開発したADC抗がん剤のホジキンリンパ腫治療薬アドセトリス(ADCETRIS)が緊急承認されて「世界初」の栄冠を手にした。T-DM1の方はP3試験EMILIAを追加して無増悪生存期間(PFS)の35%改善を証明(n=495p<0.0001)して今年シカゴで開催されたASCOで発表した。年内に欧米で同時申請の予定。

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